目次
おすわりに関するQ&A
おすわりができるとはどういうこと?
背筋がまっすぐに伸びて、安定して座れることです。
上半身の筋力がついてきて、背もたれや手を使わなくても、体を背中の力で支えられるようになれば、おすわり成功です。初めはフラフラと安定感がありませんが、少しずつ安定感が増してきて、そのうちに背筋がまっすぐ伸びてきます。最終的には手も自由になります。
おすわりを嫌がる場合は?
しばらく(8ヵ月頃まで)様子を見ましょう。
おすわりが嫌いな赤ちゃんもいます。無理に練習をさせず、様子を見てあげましょう。ただ、おすわりは発達過程上、大事なことなので、赤ちゃんの機嫌のよい時に練習をさせてあげるのが良いでしょう。
おすわりが好き。早い時期のおすわりは大丈夫?
赤ちゃんが好んでしているのであれば大丈夫です。
早い時期からおすわりをさせると、腰や背骨に負担がかかりすぎるのではと心配されることもありますが、そんなことはありません。視野も広がり、赤ちゃんはそれを楽しんでいるのかもしれません。
しかし、4~5ヵ月では、まだまだ腰も安定しておらず、上手くおすわりができないと思われます。前後左右に倒れないように、近くで見守ってあげて、安全管理には十分注意を払ってあげてください。
すわったまま、ぴょんぴょんと移動する
腹ばいが苦手な赤ちゃんに多いようです。
すわったまま、ぴょんぴょんと動くことを「シャフリング」といいます。
腹ばいが苦手な赤ちゃんに多い動きです。シャフリングベビーはハイハイをせずに、つかまり立ち、たっちへ移行することが多いです。
歩き始める時期が遅れることもあるようですが、その後は成長も普通の子に追いつくことがほとんどで、特に心配する必要はありません。
ただ、「視線が合わない」「首のすわりが悪い」など、他に気になることがあるようなら、小児科などの専門の先生に診てもらうことをオススメします。
なかなかおすわりをしない
パラシュート反射を試してみましょう。
8か月を過ぎても、9ヵ月になってもおすわりをしないという子はいます。
そういう子はパラシュート反射を試してみましょう。
おすわりの姿勢で肩を軽く横に押してみて、倒れる前にとっさに手を出すことができれば、心配はないでしょう。
それでも心配だという場合は、やはり小児科などで診てもらいましょう。
まとめ
おすわりは赤ちゃんにとって大事な成長過程の一つです。
個人差は大きいので、早くできる子もいればそうでない子もいます。
極端に遅い(9ヵ月でもまだおすわりできない)などであれば、小児科に診てもらうのがよいかもしれません。
おすわりができるようになると赤ちゃんの視点も高くなり、世界が広がります。
おすわりや寝返りなど、赤ちゃんの成長一つ一つを楽しみましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
またよろしくお願いします。
参考文献:育児大全科(Baby-mo)