学資保険とは
学資保険(こども保険ともいう)は、子どもの学資金を準備するための貯蓄型の保険です。
毎月決まった額のお金を払い、決まった時期(子どもの小学校や中学校の入学時期など)に、お金を受け取る保険です。
お金は支払総額よりも多くもらえることがほとんどですが、その返戻率は高くても110%を上回ることはまずありません(私の調べた限りでは)。
しかし、医療保障などの特約を付けると、返戻率は100%を下回ることもあります。
では、学資保険に入るメリットとは何でしょうか。大きく二つあります。
1.返戻率
2.親が亡くなった場合は保険料払い込みが免除される
この二つです。
返戻率とは
保険会社に払い込む総額に対して、将来受け取れる金額がどの程度かを示したものです。
たとえば、返戻率が105%の場合、保険支払総額が100万円なら、満期でうけとれるお金が105万円になるということです。
入る時期や支払期間、毎月の支払額でその返戻率は変わってきます。
返戻率は随時変更されているため、各リンク先で確かめていただきたいのですが、大体下の表のようになっています。
返戻率 |
保険会社名とその内容 |
104.03% |
日本生命保険「ニッセイ学資保険こども祝金なし型」 (https://www.nissay.co.jp/kojin/gakushi/index.html) 2,883,600円(=月13,350円×12ヶ月×18年) 【受取総額例】 3,000,000円 【受取方法例】 子どもが18才(100万円)・19才(50万円)・20才(50万円)・21才(50万円)・22才(50万円)のそれぞれの時点で、分割して受け取り。 【払込期間】 18年 【保険期間】 22年 |
103.41% |
住友生命保険「スミセイのたのしみキャンパス」 (http://www.sumitomolife.co.jp/lineup/select/shouhin/tanocan/) 【支払総額例】2,900,880円(=月20,145円×12ヶ月×12年) 【受取総額例】3,000,000円 【受取方法例】子供が18才(100万円)・19才(50万円)・20才(50万円)・21才(50万円)・22才(50万円)の時点で、分割してそれぞれ受け取り。 【払込期間】 12年 【保険期間】 18年 |
どうですか?
日本生命を例にすると、18年間お金を払い込んで、増えるお金はわずか12万円程度です。
1年あたりだと、約6,600円程度です。
これくらいなら節約で何とかなりそうですよね?
わざわざ保険会社にお金を払う必要はありますか?
支払う総額は288万円となっていますが、12万円のためにこのお金を保険会社に払うということです。
ほかにもっと良いお金の使い道があると思えませんか?
保険料の支払い免除
保険会社によって内容は多少異なりますが、おおむね以下のような条件の際に、支払いが免除されます。
1.契約者が保険料払込期間中に死亡したとき
2.契約者が、保障が始まる日以後の病気・ケガを原因として所定の高度障害状態になったとき
3.契約者が、保障が始まる日以後に発生した不慮の事故によって180日以内に所定の身体障害状態になったとき
確かに、上のような状態になったとき、子どもの将来の教育資金は心配事の一つです。
支払いが免除され、かつ約束されたお金がもらえるとなると、万が一の時にも安心です。
でもこれ、親の死亡保険にすれば解決しませんか?
死亡保険となると、受け取れる金額も桁違いです。
私にはどうも、保険料の支払い免除は魅力とは思えません。
保険会社に騙されるな
子どもが生まれると生活スタイルが一変します。
不慣れなことも多く、非常に忙しい毎日です。
そんなバタバタしているときに、複雑な保険の話をされて、かつ、「早くはいらないと返戻率も悪くなるので損しますよ」みたいなことを言われ、よくわからないまま保険に加入させられてしまいがちです。
言うまでもなく、子どもの学資金は非常に大事です!
よく考える時間も与えられないまま、うやむやにされて、変な学資保険に入れられるようなことは避けなければなりません。
そのためには、情報を集め、保険について勉強するしかありません。
インターネット上でも様々な情報があり、勉強することはできますが、時間のない時は専門家に聞くのが一番です。
知り合いにFP(ファイナンシャルプランナー)の方はおられませんか?
もしおられるのであれば、ぜひ相談すべきです。
もし、身近にFPの方がおられなくても、相談窓口があるので、ぜひ相談すべきです。
もちろん無料です。
私も自身の保険と、旦那の保険も合わせて相談させていただきました。
結果、月々の支払いが安くなったばかりか、さらに良い保険を紹介してもらえました。
「一度話を聞いてしまうと、保険に入らないと申し訳ない」みたいなことを言う人がいますが、そんなことはありません。
保険が気に入らなければ入らなければいいだけです。
いかに、無料で相談できる保険相談センターのリンクを貼りますので参考にしてみてください。
ご自身の都合に合わせて、日時場所を選べまる。保険の無料相談なら『FP無料相談』はコチラ
私も、FPの方に相談させていただき、様々なアドバイスをいただきました。
それで、当初考えていた学資保険プランをやめる決断をしました。
まとめ
学資保険は必要なし。
10年以上かけて10万円そこそこのお金しか増えないのであれば、そのお金はほかに回し、かつお金を増やすことが可能。と私は考えます。
皆さんはどうお考えでしょうか?
保険についてはまだまだ書きたいことがあるので、他の記事でも書いていきたいと考えています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
またよろしくお願いします。
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